滋賀県・長浜市・安藤家屋敷

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【 概 要 】−安藤家は室町時代から長浜に土着した旧家で賤ヶ岳合戦で羽柴秀吉に協力した事で長浜城の城下町の中で「十人衆」に選定されました。十人衆は長浜の自治を司る有力商人で構成された組織で、江戸時代に入っても継承され、安藤家も三年寄の一家として長浜の発展に尽力を尽くしました。現在の建物は明治38年(1905)に建てられたもので(土蔵:明治37・本屋:明治45年・書院:大正5年)、当時の長浜の豪商の名残を伝えています。 又、安藤家は北大路魯山人()縁の地でもあります。魯山人は長く安藤家に逗留し、離れである「小蘭亭(命名は魯山人)」の内装に大きく関わり、天井画(杉板、空色、中央に緑青色の中国風文様)や襖(中国風の赤色円形文字の意匠)などは魯山人作とされ、刻書看板としては代表作ともいえる「呉服」、大正11年(1922)、縦96cm、横417cm、厚9cm、欅材、や大正5年(1916)の「清閑」が残されています。その他にも建具の桟の意匠や、明り取りや手摺、床の間、扉の篆刻など小規模ながら随所に工夫と遊び心が散りばめられています。
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