滋賀県・大津市坂本・聖衆来迎寺

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【 概 要 】−聖衆来迎寺は奈良時代末期に伝教大師最澄によって創建された古寺です。長保3年(1001)に恵心僧都により正式な寺院として整備され、寺号を地蔵院から聖衆来迎寺に改め比叡山延暦寺の念仏道場としました。戦国時代、織田信長の重臣である森可成が宇佐山城に配された際庇護され、元亀元年(1570)に浅井、朝倉、比叡暗延暦寺連合軍に敗れた森可成が討死すると、敵対していたにも関わらず、闇夜に紛れて密かに聖衆来迎寺に葬られ篤く供養されました。逆に元亀2年(1571)に織田軍による比叡山焼き討ちでは聖衆来迎寺の境内に森可成の墓碑があった為、攻撃の対象から外され焼失を免れています。その後に領主(坂本城主)となった明智光秀からも庇護され坂本城の城門を賜っています。現在の堂宇は寛文2年(1662)の大震災で大きな被害を受けた後に再建されたもので、客殿(寛永16年)、本堂(寛文5年)、開山堂(寛永16年)、山門(桃山時代)が国指定重要文化財に指定されています。庭園は客殿の東側に位置し枯山水を基調にした蓬莢山式庭園で滋賀県指定名勝に指定されています。寺宝も多く、鎌倉時代に制作された絹本著色六道絵(15幅)が国宝に指定されている他、仏像や絵画など数多くの国指定重要文化財を所有しています。
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